担当授業

学部科目

科目名 授業の概要・目的
分析化学2(放射化学) 物質の変化に関して理解を深めるために、化学反応での物質の変化の過程を取り扱う反応速度論と原子核の変化により生じる放射線・放射能の基礎(物理、化学、生物学)とについて学ぶ。
分析化学4(臨床化学) 臨床やライフサイエンス領域で利用されている、生体の形態、機能の解析法を講述する。すなわち、画像による形態、 機能の診断法の概要とそれに用いる医薬品(造影剤、放射性医薬品)、また、酵素反応や免疫反応などの生化学的反応を用いる生体試料中の生理活性物質の高感度定量分析法(臨床化学分析)の原理と応用について学ぶ。
「薬の世界」入門 薬学は、医薬品の創製、生産、管理、適正使用にわたる広範な領域を包括する総合科学である。 その一方で、薬の有効性・安全性に関する科学的観点からは、人類の健康に貢献する責任を負う実学でもある。このような視点から、本授業では薬学の学問・研究、社会的使命、薬学倫理等の概要 を理解することを目的とする。 薬学は総合科学であるため各専門家によるリレー形式とするが、 教科書を使用し、適宜プリントにて補足することによって学習の助けとする。
薬学専門実習3 実験動物・放射線の基本的な取扱い手技を習得し、動物に投与した薬物の体内動態(吸収・分布・代謝・排泄)の解析や、動物個体・摘出臓器標本を用いた薬物の作用点評価法および薬効試験法の実習を通じて、生体機能の生理的調節機構を理解する。また放射性医薬品の調製法、処方箋調剤並びに臨床検査と関連した生体内微量成分分析法について実習する。さらに各種製剤試験法、核医学診療や臨床試験法の実際について学ぶ。
創薬物理化学エクササイズ2  分析化学2、分析化学3、物理化学2の講義内容に対応した演習を行う。

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大学院科目

科目名 テーマと目的
創薬物理化学概論 修士課程において物理化学系薬学を専攻する学生に対する導入講義。創薬の基盤となる生命科学研究に物理化学を用いてアプローチする際の要である、分光学、熱力学、質量分析学、構造生物学、反応速度論、および生体の分析化学などに関する最先端研究を理解し、また、自ら実施するために必要な基礎的な知識の習得をめざす。そのために、それぞれの学問分野の基礎となる事項、および、それらを実際の科学研究に活用した事例について学習する。
基盤物理化学実験技術 物理系薬学実験の基本となる熱力学、構造生物学、速度論などの分野に関して、研究遂行に必要な基盤実験技術を身につけるとともに、安全な実験操作を行うための知識と技術の習得をめざす。生物化学実験の基本となる構造生物学、生物物理化学、臨床分析化学、分光学、界面科学、分子構造学、放射化学などに関して、講義と実習を組み合わせて教育を行う。
基盤物理化学特論I 最新の研究成果を基に、物理化学を創薬研究に活用する方法を学習する。構造生物学、オミクス科学、生物物理化学、分子イメージング、生物無機化学など物理系薬学領域における最新の研究成果を紹介する。
基盤病態機能解析学演習 プレゼンテーションとそれに基づく討論を通じて、生体機能分析学、分子イメージング学、薬物動態学、ドラッグデリバリーシステム、中枢および末梢薬理学、膜輸送タンパク質の機能解析等に関連する知識や個々のデータの解釈法や論理性などの基本的な考え方を身につけるとともに、研究の進め方や多様な科学的問題に対処するための問題解決能力の習得をめざす。 生体機能解析法、インビボ画像解析、分子イメージング、遺伝子治療医薬品の体内動態やデリバリー技術、イオンチャネルやトランスポーターなどの膜輸送タンパク質の機能解析および薬効評価に関する最新の文献を紹介するとともに、それに基づく討論を行う。
基盤病態機能解析学実験 実験を通じて、研究に対する考え方、研究計画の立案方法、実験技術、データ整理の方法、問題解決能力などの習得をめざす。(概要) 分子イメージングによる生体機能の状態分析とそれによる病態及び薬物相互作用機構の解明、病態の特性に基づく機能性核医学診断、治療薬剤の創製、生理活性金属化合物の生体に対する作用の解明に関する研究を行う。また、遺伝子治療やDNAワクチン療法に応用される各種核酸医薬品の体内動態プロセスとその支配機構に関して生物薬剤学的、薬物速度論的研究を行う。さらにイオンチャネルやトランスポーターなどの膜輸送タンパク質の機能解析および薬効評価に関する研究を行う。
基盤病態機能解析学実習 分子イメージング学、病態機能解析学、薬物動態学、ファーマコキネティクス、中枢および末梢薬理学に関する基礎的実験法と考え方、および実験の立案能力や指導法の習得をめざす。 薬学部学生に対する薬学専門実習4における放射化学領域、臨床分析化学、薬剤学、薬理学に関連する実習指導を行う。

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