微量金属元素の生体作用の解明およびそれを基礎とする生理活性金属錯化合物の創製

生体内には微量金属元素が存在し、それらは生体維持や様々な生理機能に必須であり、また病態にも関与していると言われています。例えば、脳虚血、パーキンソン病、アルツハイマー病、糖尿病などに亜鉛、銅、鉄などの金属元素が関与している可能性が示唆されていますが、その実体や機序についてはほとんど不明です。

そこで、亜鉛を中心として、その生理機能とのかかわりの解明、生体内での金属イオンやキレート化合物の体内動態の化学的制御に関する基礎的検討を進めています。これらの研究は、医薬品開発に新しい領域を開くことが期待されます。

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