創薬・育薬力育成プログラム

本取組では、横断的統合型教育により創薬・育薬力を持った創薬・育薬研究リーダーを育成するため、以下の4つの新設科目からなる「創薬・育薬力育成プログラム」を実施する。

事業計画

1.「医薬品開発プロジェクト演習I 」

製薬企業において実際に開発に成功した代表的な医薬品を選定し、学生自らがその医薬品の仮想開発プロジェクトチームのメンバーとなって、探索研究から開発研究に至るまでのプロセスを展開していく、少人数グループ討論形式の演習を3年次に実施します。また、他学部、他大学教員や学外の専門家等による経営やマネジメント等に関する講義、演習を実施します。さらに、e-ラーニングシステムや薬学ナビゲーションシステムを活用し語学・IT教育も推進します。

■ 「医薬品開発プロジェクト演習I 」シラバスは、こちら(PDF)

2.「医薬品開発プロジェクト演習U」

将来、医薬品開発と生産に参画できるようになるために、医薬品開発の各プロセスについての基本的技能と態度を修得します。具体的には、4年次学生に対して、実際の現場で使用する治験薬概要書、治験実施計画書、症例報告書、説明文書を提供し、医師に対する協力要請、医療機関における説明をロールプレイ方式で演習します。「医薬品開発プロジェクト演習T」は探索研究に、一方、「医薬品開発プロジェクト演習U」は治験に重点が置かれています。

■ 「医薬品開発プロジェクト演習U」シラバスは、こちら(PDF)

3.「統合型薬学演習」

創薬から医療まで網羅した4専攻設置という特徴を活用し、早期体験学習として1年次に各研究室の教員、大学院生の指導のもと、合宿研修を実施し、研究に対するモチベーションの向上及び目的意識の明確化を目指します。また、3年次に各分野における先端研究の現状を網羅的に紹介する特別説明会および製薬企業の見学を実施し、分野配属前に創薬・開発を意識した先端的な知識、態度を修得させます。

■ 「統合型薬学演習」シラバスは、こちら(PDF)

4.「医療倫理演習」

1年次に本学医学部との連携により展開している医療ボランティア活動へ参加し、医療倫理やチーム医療の重要性を、体験を通して学習します。また、医師、看護師、薬剤師の共通の医療上のテーマである医療過誤等についての理解を深めるため、それらについて講義と演習形式で学習する医療安全学を4年次に導入します。

■ 「医療倫理演習」シラバスは、こちら(PDF)