研究科長からのメッセージ

薬学研究科長  加藤 博章

 

2020年4月から薬学研究科長へ就任するに際して、所信を述べさせていただきます。

本来であれば、新年度を迎え大学が最も活気を帯びる時期でございますが、世界的な新型コロナウイルスの感染爆発で、厳しい対応が求められております。最優先事項は、健康、安全、そして社会生活の確保です。薬学部・薬学研究科は、専門家集団として英知を結集して新型コロナウイルス感染症に関する最新の情報を入手・分析し、予想の難しい事態に対して様々な対応策をできる限り用意して感染拡大を防ぎつつ、方法を工夫して教育と研究活動を続ける努力をして参ります。幸い京大には、KULASIS、PandAなどのインターネットを介したコミュニケーションツールがあり、このような事態でも、学生と教員の双方向の連絡・相談・資料配布・課題提示-成果報告-結果講評などが行えます。さらに、Zoomなどのビデオ会議アプリケーションを活用した遠隔授業などの準備も進んでおります。

事態が刻々と変化していることから、新年度の授業や研究活動がどのような形式で行われるのかは、順次、ホームページから発信して参ります。学生諸君には、ぜひ高い頻度でアクセスして確認することをお願いいたします。情報の中には、理解し難いこともあるかもしれません。そこで、疑問や意見に応えるための窓口をホームページ上に用意しましたので、ご活用ください。薬学部には学びと大学生活の相談に応じるグループ担任の制度がございます。このような状況では、確実な情報を得るだけでなく、感染拡大リスクを避けた上で孤立を防ぎ、互いのコミュニケーションを活発化することが重要です。ぜひ相互の助け合いを心がけてこの難局をみんなで乗り越えて行きましょう。
各人は、自らの感染を防ぐ対応を実施する状況から、感染の拡大を防ぐために何をするべきかを考えて行動することが求められる状況になって参りました。学生・教職員のみなさんには、自身が社会に対してどんな貢献ができるかを考え、主体的な行動をお願いします。みなさんの優れた研究成果が新薬発明の基礎となり、将来社会のレジリエンス向上を支えます。私は、感染拡大の防止対策を適切にとりつつ、薬学部・薬学研究科の教育と研究を前進させるために使命を果たして参ります。