薬物依存とグリア型グルタミン酸トランスポーター
モルヒネ、覚醒剤、コカインなどのいわゆる依存性薬物による依存形成にはグルタミン酸神経系が重要な役割を果たしていることが知られていますが、細胞外のグルタミン酸の取り込みを行うグルタミン酸トランスポーター、特にグリア細胞に多く発現するタイプのGLT-1が関与することを明らかにしました。この成果は、薬物依存という神経可塑的変化が基盤となる現象に、グリア細胞が何らかの役割を果たしていることを示す重要な知見となります。
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Copyright (C) 2004 Takayuki Nakagawa, Ph.D., Kyoto University | ||||||||