疼痛時の負の情動反応と扁桃体
痛みには感覚的側面(痛覚)の他、不快感、恐怖、怒り、不安といった情動的な側面があることが知られていますが、この負の情動反応に扁桃体が重要な役割を果たしていることを条件付け場所嫌悪性試験という方法を用いて明らかにしました。また、痛みの中でも体性痛と内臓痛では関与する扁桃体の亜核が異なることを発見しましたが、このような違いがこれら2種類の痛みによって引き起こされる情動の違いに結びついているのかもしれません。
|
||||||
![]() |
||||||
Copyright (C) 2004 Takayuki Nakagawa, Ph.D., Kyoto University | ||||||