2019年3月19日

プログラム

本取組では、横断的統合型教育により創薬・育薬力を持った創薬・育薬研究リーダーを育成するため、以下の3つの科目からなる「創薬・育薬力育成プログラム」を実施する。

「医薬品開発プロジェクト演習Ⅰ」

製薬企業において実際に開発に成功した代表的な医薬品を選定し、学生自らがその医薬品の仮想開発プロジェクトチームのメンバーとなって、探索研究から開発研究に至るまでのプロセスを展開していく、少人数グループ討論形式の演習を3年次に実施します。また、他学部、他大学教員や学外の専門家等による経営やマネジメント等に関する講義、演習を実施します。さらに、e-ラーニングシステムや薬学ナビゲーションシステムを活用し語学・IT教育も推進します。

「医薬品開発プロジェクト演習Ⅱ」

将来、医薬品開発と生産に参画できるようになるために、医薬品開発の各プロセスについての基本的技能と態度を修得します。具体的には、4年次学生に対して、実際の現場で使用する治験薬概要書、治験実施計画書、症例報告書、説明文書を提供し、医師に対する協力要請、医療機関における説明をロールプレイ方式で演習します。「医薬品開発プロジェクト演習Ⅰ」は探索研究に、一方、「医薬品開発プロジェクト演習Ⅱ」は治験に重点が置かれています。

「多職種連携医療体験実習」

本学医学部医学科および医学部人間健康科学科と連携し、約1週間の病院見学・体験を行う早期体験実習を1年次に実施します。他学部生とグループを組み、様々な職種が働く医療現場での実習に参加することで、医療倫理やチーム医療の重要性を学習します。また、医師、看護師、薬剤師の共通の医療上のテーマである医療過誤等についての理解を深めるため、それらについて講義と演習形式で学習する医療安全学を4年次の医療実務事前学習内で実施します。