京都大学大学院薬学研究科 薬品機能解析学分野
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京都大学大学院薬学研究科・薬品機能解析学分野では、分光学、熱力学、速度論など物理化学的方法論を用いて、生命現象の解明に挑んでいます。

具体的には、「膜における動的分子間相互作用の解明」をキーワードに、
1)抗菌性ペプチドの作用機構の解明と創薬への展開
2)アルツハイマー病発症機構の解明と予防・治療法の開発
3)膜タンパク質の構造形成原理の解明
4)Gタンパク質共役型受容体の機能制御法の開発
5)NMRによる蛋白質の動的立体構造解析
に関し、研究を行っています。
流行をいたずらに追うことなく、教科書に載るような本質に迫る成果を目指し、1)に関しては、「toroidal pore」の発見、 2)に関しては、「ガングリオシドクラスターを介した毒性型Aβアミロイド線維の形成」の解明、3)に関しては、「膜貫通ヘリックス間相互作用の熱力学・速度論計測系」の開発、4)に関しては、「膜タンパク質のコイルドコイル蛍光標識法」の開発(特許取得)、などユニークな成果を上げてきており、当研究室の論文はここ数年は毎年500-600回引用されています。
物理化学は、自然現象の本質的理解に必須であり、分析化学や薬剤学など多くの薬学領域の基礎となる重要な学問で、頭脳の柔軟な若い時期に学ぶのが最適です。当研究室では、研究にどっぷりつかり、サイエンスの楽しさを学びたい意欲的な学生諸君を求めています。

薬学の世界もグローバル化が進み、アカデミアのみならず企業においても、将来リーダーとなるには研究の運転免許である博士号の取得が必須となっています(海外企業との会議のテーブルに着けるのは博士号保持者のみと聞いています)。近視眼的にならず、長期的な視野に立ってキャリアパスを考えて欲しいと思います。当研究室では、毎週、英語での発表・討論を通じ、グローバルな人材育成に努めています。

医薬品は、低分子医薬品から、タンパク質製剤、そして抗体へと目まぐるしく変化してきており、近い将来は核酸医薬や細胞製剤なども登場するでしょう。それにつれ、新たな技術開発が常に求められます。そのためには、「基礎学力」を大学院生時代にしっかり身につけていることが必要です。基礎のないところに応用はありえません。

挑戦的な研究には困難も伴いますが、しっかり基礎を身につけ、サイエンスをエンジョイし、「残る」研究をしましょう!そして、将来、リーダーとしてアカデミア・企業で活躍して下さい!京大生の誇りを持って!

分野主任 松崎 勝巳


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