第17回金属の関与する生体関連反応シンポジウム(SRM2007)は盛況のうちに無事終了いたしました。
多数の先生方にご出席いただき、誠にありがとうございました。 平成19年6月29日
会場:京都テルサ
JR京都駅(八条口西口)より南へ徒歩約10分
会期:平成19年6月21日(木)〜22日(金)
主催:日本薬学会物理系薬学部会
共催:日本化学会、日本分析化学会、錯体化学会、
日本微量元素学会、日本生化学会
協賛:日本薬学会化学系薬学部会
特別講演:
福永浩司 (東北大学薬学研究科)
「バナジウム化合物は脳虚血に伴う神経変性を抑制し、神経新生を介して認知機能を改善する」
千熊正彦 (大阪薬科大学)
「Platinum Anticancer Agents―Past, Present and Future」
本シンポジウムは、生体と金属との関わりについて、生命化学の観点から解明することを意図した学術集会であり、薬学会会員が中心的役割を果たしながら、他の関連学会・研究者を含めて横断的に討論する場を提供し、これまでわが国の生物無機化学研究の発展に大きな役割を果たしてきた。今後の生物無機化学は、これまでの成果に加え、さらに金属の関与する生体反応を分子レベルで解明できる領域として注目されており、その中で、薬学領域の研究者が果たす役割はさらに増大していくものと期待されている。このような背景をもとに、第17回の本シンポジウムでは生体微量金属元素、金属イオンの細胞内輸送、金属元素・化合物の生理活性・体内動態、金属酵素の反応機構とモデル、金属元素・化合物の医療応用、金属イオン・金属含有たんぱく質による遺伝子発現の制御などを討論主題として、広く生体と金属の関わりに興味のある研究者に参加を呼びかけ、最新の研究に基づく討論を通じて、研究成果の共有を図り、今後の生物無機化学研究の方向性を探ることを開催趣旨とする。
SRM2007事務局:
〒606-8501
京都市左京区吉田下阿達町46-29
京都大学大学院薬学研究科病態機能分析学分野内
実行委員長 佐治 英郎
事務局 久下 裕司、天満 敬
E-mail: