p1010129.jpg p1010138.jpg p1010175.jpg p1010203.jpg p1010751.jpg p1020163.jpg p1020282.jpg p1020429.jpg p1030075.jpg p1040187.jpg p1040256.jpg tofukuji_02.jpg f1000098.jpg f1000104.jpg f1000111.jpg img_0104_2.jpg kamo.jpg nanzenji_01.jpg p1000067.jpg p1000236.jpg p1000263.jpg p1000264.jpg p1000266.jpg p1010118.jpg

博士をとろう

 昔から薬学部の学生というと、修士を出て製薬企業の研究職に就き、働きながら博士の学位を取得して昇進したり、化合物のステージアップと一緒に臨床開発に異動したりするパターンがお決まりだったのですが、今はもう時代が変わってしまいました。研究者として生きていきたいなら、「自分を守る」ために博士の学位を得て、海外での経験を積んでおくことを強くお薦めします。当教室では日本学術振興会特別研究生も数多く輩出しています。

 
博士号が必要な5つの理由

  1. 博士学位がなくても研究職に就職はできます。しかし将来、博士学位がないと研究者のリーダーにはなれません。つまり、研究職で昇進できません。
  2. 海外に共同研究や留学で出る場合、博士学位なしでは一人前の研究者とは見なしてもらえません。
  3. 将来、研究職を離れて開発職などに転じようとした場合、医師、大学教員、外国人からは博士学位がないとリーダーとして認識してもらえません。
  4. 博士学位をとるための集中的な研究をするには、若いうちのほうが好ましい条件(親からの経済的援助、将来の配偶者・子供や両親の扶助、自分の体力や暗記力、同年代の友人の支えなど)が整っています。
  5. いちど社会に出てしまってからの論文博士の取得は、これまでと異なり大学、企業それぞれの事情から非常に困難です。また、多額の費用が自己負担になります。

 
大学院生のための留学プログラム

 薬学の研究者を目指すには、なんだかんだ言っても日本よりも研究環境が優れていて、学会も国際的な欧米諸国に研究留学することをお薦めします。実際に行ってみれば、日本との違いや同じ部分がよく分かり、世界の中で研究者として生きていく自覚が芽生えるでしょう。
 当教室での大学院生育成は「グローバル化」時代を見据え、博士課程在学中に海外の学会への参加や自分で希望する研究室への短期留学を積極的に行い、そのために経済的な支援を行っています。次の実績をご覧ください。
 

平成30年度、博士課程1年学生が韓国KISTにて共同研究(2018/8)
平成29年度、博士課程3年学生が京都大学教育研究振興財団「国際研究集会発表助成」にて、米国・コロンビア大学をセミナー訪問、ワシントンDCでのNeuroscience Meetingにて発表(2017/11)
平成29年度、博士課程4年学生が京都大学全学経費「International & Innovative 研究者の育成」にて、スウェーデン・ストックホルム大学に1ヶ月の短期留学(2017/8)
平成28年度、博士後期課程3年学生が米国・サンディエゴでのNeuroscience Meetingにて発表(2016/11)
平成28年度、博士後期課程2年学生が「充実した健康長寿社会を築く総合医療開発リーダー育成プログラムLIMS」にて、米国・マサチューセッツ総合病院・ハーバード大学医学部へ短期留学、サンディエゴでのNeuroscience Meetingにて発表(2016/10-11)
平成26年度、博士後期課程1年学生が全学経費「薬学国際研究交流」にて、米国・カリフォルニア大学バークレイ校へ1ヶ月海外派遣留学(2015/1-2)
平成25年度、博士課程2年学生が全学経費「薬学国際研究交流」にて、米国・ピッツバーグ大学へ3ヶ月海外留学(2014/1-3)
平成25年度、博士後期課程3年学生が第一三共生命科学研究振興財団「若手研究者海外短期留学奨学研究助成」および京都大学教育研究振興財団「国際研究集会発表助成」にて、米国・マサチューセッツ総合病院・ハーバード大学医学部へ2ヶ月海外留学、サンディエゴでのNeuroscience Meetingにて発表(2013/10-11)
平成24年度、博士後期課程2年学生がグローバルリーダー養成プログラム「双方向教育型共同研究」にて、日本新薬研究所へ3ヶ月研究インターンシップ、米国・マサチューセッツ総合病院へ海外留学、ニューオリンズでのNeuroscience Meetingにて発表(2012/7-10)
平成23年度、博士後期課程2年学生がグローバルリーダー養成プログラム「双方向教育型共同研究」にて、英国・ブリストル大学へ3ヶ月短期留学(2011/9-11)
平成23年度、博士後期課程3年学生が韓国・ソウル大学へ1週間留学、ソウル大・京大・阪大合同若手シンポジウムにて英語で口頭発表(2011/6)
平成22年度、博士後期課程1年学生が米国・Neuroscience Meetingにて発表(2010/11)
平成21年度、博士後期課程2年学生がグローバルリーダー養成プログラム「双方向教育型共同研究」にて、カナダ・ウェストオンタリオ大学へ3ヶ月短期留学(2009/7-10)

 薬学研究科が制作したビデオ(西谷君、趙さんの紹介)音声が出ます