情報コンテンツ・教育コンテンツ

 

教育に活用したコンテンツの内容は、医薬品の問題点を医療現場の目線で整理したものであり、具体的には、より良質な医療の提供が可能な医薬品の附帯条件、より良質な医療の提供が可能な医薬品の選び方に関する情報です。本事業で実施した情報収集は、換言すると、医薬品についてのエンドユーザーに対するマーケティングと理解できます。

 

医薬品開発学

 

平成21年度より正規科目として開講しました。薬学科(6年制、30名)、薬科学科(4年制、50名)が対象です。4年次前期に開講しました。講義科目(選択)です。本事業で育成したい3つの人材のうち、主に、新規医薬品の迅速な開発を支援できる治験コーディネーター、医療サービス関連分野における新規産業のイノベーションを牽引できる人材の育成を目的としています。このため、医薬品開発の専門家を助教として雇用し、株式会社シミックCEOを連携教授として招聘しました。

将来、医薬品開発と生産に参画できるようになるために、医薬品開発の各プロセスについての基本的知識を修得し、併せてそれらを実施する上で求められる適切な態度を身につけることを授業のテーマとしました。
 

 
 

地域医療薬学

 

平成21年度より正規科目として開講しました。薬学科(6年制、30名)が対象です。2年次前期に開講しました。講義/演習科目(指定)です。本事業で育成したい3つの人材のうち、主に、既存医薬品の適正使用を介して地域医療や福祉に貢献できる実践型人材の育成を目的としています。このため、地域医療に従事する医師を助教として雇用しました。

症例を提示し、患者背景、既往歴および薬歴、客観的所見、患者さんの訴え、諸検査の結果および処方内容、経過などから、薬学的管理の課題と問題点について討議します。小グループ討議を行い、実際の薬物治療に関して必要な知識、技能、態度を取得することを授業のテーマとしました。
 

 
 

医薬品開発プロジェクト演習

 

平成21年度に、株式会社シミックとのインターンシップとして、夏季講座を開催しました。詳しくは、平成20、21年度活動報告書に示しました。このインターンシップに対する学生の評判は非常に良く、また、想定以上の教育効果も認められたことから、これを、平成22年度より、正規科目「医薬品開発プロジェクト演習U」として開講しました。薬学科(6年制、30名)、薬科学科(4年制、50名)が対象です。4年次前期(夏季集中)に開講しました。演習科目(選択)です。本事業で育成したい3つの人材のうち、主に、新規医薬品の迅速な開発を支援できる治験コーディネーター、医療サービス関連分野における新規産業のイノベーションを牽引できる人材の育成を目的としています。このため、株式会社シミックの教育研修部より3名の講師を招聘しました。

将来、医薬品開発と生産に参画できるようになるために、医薬品開発の各プロセスについての基本的技能と態度を修得することを授業のテーマとしました。具体的には、学生に対して、実際の現場で使用する治験薬概要書、治験実施計画書、症例報告書、説明文書を提供し、医師に対する協力要請、医療機関における説明をロールプレイ方式で演習します。
 

  • 「医薬品開発プロジェクト演習U」シラバスは、こちら(PDF)
  • 「医薬品開発プロジェクト演習U」学生の評価、こちら(PDF)