5.NMRによる蛋白質の動的立体構造解析


溶液高分解能NMRは、水溶液中での蛋白質や核酸などの生体高分子の立体構造を精 度良く決定するための唯一の手法として、今日の構造生物学において重要な役割を果 たしています。また、蛋白質のフォールディング反応や、リガンドの結合に伴う立体 構造変化をアミノ酸残基ごとに追跡する手法として用いられています。このような高 い分解能を誇る溶液高分解能NMRを用いて、水溶性蛋白質やモデルペプチドのフォー ルディング反応を詳細に解析しようと試みています。また、自己会合性が高いために 溶液NMRによる解析ができないような蛋白質についても、測定・解析を可能にする 新規の手法の開発も試みています。  


【実験手法】




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1.抗菌性ペプチドの作用機構の解明と創薬への展開

2.アルツハイマー病発症機構の解明と予防・治療法の開発

3.膜タンパク質の構造形成原理の解明

4.Gタンパク質共役型受容体の機能制御法の開発

5.NMRによる蛋白質の動的立体構造解析


* 主な業績

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