研究分野

統合薬学教育開発分野

統合型薬学教育システムの開発と推進を行いました。具体的には、平成18年度より始まった6年制薬学教育と4年制薬学教育の統合型薬学教育体制を構築するとともに、一方で、薬学教育連携ネットワークの構築を目的として、薬学に関連する各種データベースとe-ラーニングシステムを特徴とする統合型教育支援薬学情報ナビゲーションシステムを開発、コンテンツの充実に努めました。一方、研究面においては、医療機関の協力を得て、遺伝子関連情報、薬物血中濃度データに基づく個別化医療、もしくはトランスクリプトーム解析、プロテオーム解析による新規バイオマーカー探索をテーマにトランスレーショナルリサーチを実施、最新の研究成果を統合型教育に還元しました。

 

臨床薬学教育開拓分野

統合薬学教育開発分野、先端薬学教育開拓分野と協力して、統合型薬学教育システムの開発と推進を行いました。本分野は、6年制薬学教育体制の整備に重点を置いており、臨床薬学分野を中心に、統合型教育支援薬学情報ナビゲーションシステムで利用するコンテンツの収集、充実に努めました。一方、研究面においても、臨床薬学を中心に展開しており、医薬品の適正使用、あるいは薬物治療モニタリングなど既に医療現場で実用化されているシステムの最適化をテーマとしました。

 

先端薬学教育開拓分野

ネコ免疫不全ウイルス(FIV)は、実験的には、ヒト培養細胞に FIV 感染を引き起こすことが知られており、この点から FIV は理想的な遺伝子治療用ベクターとなる可能性が考えられます。当分野では FIV がヒト細胞指向性を獲得するための因子の探索研究に取り組み、一方、学部生・大学院生を対象とした教育面においては、一連の研究活動を通じて基礎ウイルス学のみならず応用ウイルス学にも重点を置いて、指導を行いました。

 

 
京都大学薬学研究科・薬学部統合薬学フロンティア教育センター  お問い合わせENGLISH京都大学のホームページ
Copyrights 2007-2011 Kyoto University Department of Pharmaco Informatics Sakyo-ku, Kyoto 606-8501, Japan