計画・進捗

当初計画

平成18年度

統合薬学フロンティア教育センターを設置し、統合型教育支援薬学情報ナビゲーションシステムのプロトタイプ構築、新規薬学専門教育カリキュラムの作成を進めると共に、システム・端末の整備等教育ネットワークの基盤整備を行う。

平成19年度

統合薬学フロンティア教育センターの組織体制の完成を経て、センターの具体的活動を展開する。システム・端末の整備等教育ネットワークの基盤整備が整った段階で、統合型教育支援薬学情報ナビゲーションシステムのプロトタイプの設計を進め、学生の参加を得てシステム構築を完成させる。コンテンツやアーカイブの作成に関しても、作成、関係各方面への展開、普及と作業を進める。

平成20年度

統合薬学フロンティア教育センターの具体的活動を展開する。統合型教育支援薬学情報ナビゲーションシステムを発展させ、学内外への公開を意識した普及システムへと熟成させる。e-ラーニングシステムを通じたコンテンツやアーカイブの作成作業を進め、薬学情報ナビゲーションシステムに組み込んで、教育システムとしての運用を始める。

平成21年度

統合薬学フロンティア教育センターの具体的活動をさらに展開する。創薬、医療の現場における実践型人材の育成も視野に入れて、既に完成している統合型教育支援薬学情報ナビゲーションシステムをさらに発展させる。学外との連携を介して必要な情報を収集し、e-ラーニングシステムを通じたコンテンツやアーカイブを充実させ、薬学情報ナビゲーションシステムに組み込む。平成20年度に継続して、研究科全体の協力を得て、コンテンツやアーカイブを充実させ、教育システムとしての運用を行い、システムの評価を開始する。

平成22年度

統合型教育支援薬学情報ナビゲーションシステムを運用し、学生の自立的教育参加を促して、システムを確立する。引き続き、コンテンツやアーカイブ、データベースの作成作業を進めて、完成度を高めると共に、連携教授や協力医療機関を基盤にシステムの一般展開を図る。

平成23年度以降

本事業の最終年度は6年制教育カリキュラム開始後の5年目に相当する。よって、平成23年度は、本事業で創製した教育システムを活用し、6年制教育カリキュラムを完成させる。同時に、本学薬学部において併設されている4年制と6年制教育カリキュラムの枠を超えた新たな統合型カリキュラムの構築を行うとともに、4年制の大学院(修士2年+博士3年)、6年制の大学院(博士4年)の教育システムを構築、さらには新教育制度に準拠した生涯教育システム、社会人教育システムの構築を行う。

 

進捗状況

平成18年度において、統合薬学フロンティア教育センターを設置し、事業実施に必要な教員を採用して、統合型教育支援薬学情報ナビゲーションシステムのプロトタイプを開発し、一方で、教育ネットワークの基盤としてe-ラーニングシステムの導入とテスト稼働を完了しました。また、6年制教育プログラムの1年目のカリキュラムを実施しました。

続いて、平成19年度において、統合型教育支援薬学情報ナビゲーションシステムに、ゲノム・プロテオーム・メタボローム関連基礎科学データベース、医薬品情報、医療情報などの多種多様なコンテンツを導入し、縦断的に検察、閲覧できるシステムへと開発を進めるとともに、一方で、e-ラーニングシステムを活用して、コンテンツ収集、アーカイブ化を実施しました。また、6年制教育プログラムの2年目のカリキュラムを実施するとともに、薬学共用試験OSCEの1回目、2回目のトライアルを実施しました。

平成20年度においては、統合薬学フロンティア教育センターの具体的活動を展開し、統合型教育支援薬学情報ナビゲーションシステムについては、普及システムへの改良を行うとともに、運用を開始しました。また、6年制教育プログラムの3年目のカリキュラムを実施するとともに、薬学共用試験OSCEの3回目のトライアルを実施しました。

平成21年度では、学外との連携を介して必要な情報を収集し、コンテンツの充実を図り、統合型教育支援薬学情報ナビゲーションシステムを発展させました。また、6年制教育プログラムの4年目のカリキュラムを実施するとともに、最初の薬学共用試験OSCEを実施しました。

平成22年度では、平成21年度に継続して、学外との連携を介して必要な情報を収集し、コンテンツの充実を図り、統合型教育支援薬学情報ナビゲーションシステムを完成させました。また、6年制教育プログラムの5年目のカリキュラムを実施するとともに、教育環境を整備し、新しい環境下で、薬学共用試験OSCEを実施し、マニュアル等を完成させました。

以上、本事業は、当初計画通り、極めて順調に実施されました。

 

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