「機構SPRINGプログラム 育成コンテンツ」として、全研究科(主に南西地区部局を含めた理系部局)を対象に、2025年8月29日13時~18時、医薬系総合研究棟にて、産学合同博士発表交流会を開催します。 奮ってご参加ください。詳しくはこちらをご参照下さい。
大学院入試説明会に「2026年度第2回薬学研究科大学院入試説明会開催案内」を掲載しました。
二木史朗先生には、2025年3月31日をもって退職されることになりました。先生は1983年3月京都大学薬学部を卒業、1985年3月薬学研究科修士課程を修了、1987年3月博士後期課程を中退され、同年4月徳島大学薬学部助手に就任されました。1989年に薬学博士号を取得し、米国ロックフェラー大学で研修を行った後、1993年6月徳島大学助教授に昇任されました。1997年11月京都大学化学研究所助教授に異動後、2005年4月に同教授に昇任されました。薬学研究科においては協力講座として生体機能化学分野を担当され、研究科の教育、研究の両面において大きな貢献をされました。 先生は生体機能化学、なかでも膜と相互作用するペプチドの機能設計の分野において多大な功績を残されました。人工イオンチャネルの創出、細胞膜透過ペプチドや細胞膜の曲率・脂質パッキングに影響を与えるペプチドの創出と分子基盤、それらを用いた細胞内送達などに関して世界をリードするユニークな研究を展開され、その研究成果は約290報の原著論文として報告されています。また、これらの業績に対し、2020年度日本薬学会賞、The Akabori Memorial Award 2022などが授与されています。教育研究に加え、日本薬学会理事、日本生化学会理事、日本ペプチド学会理事・副会長などを歴任され、また、2018年には松崎勝巳教授とともに組織委員長として第10回国際ペプチドシンポジウム (10th IPS) を開催するなど、関連学会の発展にも貢献されました。 このたび先生のご退職にあたり、下記のように最終講義を開催いたしますので、多数ご参加くださいますようお願い申し上げます。 最終講義 題 目 : 生体膜を標的とする機能性ペプチド:分子設計と作用機序 日 時 : 令和7年(2025年)2月22日(土)13時30分~14時30分 (事前申込不要) 場 所 : ホテルグランヴィア京都(5階 古今の間) お問合せ先 二木史朗教授 退職記念事業会 実行委員長 竹本 佳司 連絡先 今西 未来 〒611-0011 宇治市五ヶ庄京都大学化学研究所 電話:0774-38-3212 Email:imiki@scl.kyoto-u.ac.jp
松﨑勝巳先生には、2025年3月31日をもって退職されることになりました。先生は1982年に京都大学薬学部をご卒業になり、1984年に薬学研究科の修士課程を修了された後、武田薬品工業株式会社に入社されました。その後、1987年から同大学薬学部・助手にご就任になり、1992年に京都大学博士(薬学)を取得されました。1993年から10ヶ月間スイス・バーゼル大学に文部省在外研究員として留学され、1997年に同大学大学院薬学研究科・助教授、1999年に同大学大学院生命科学研究科・助教授をご歴任の後、2003年に同大学大学院薬学研究科・教授に昇任されました。以来20年以上にわたり、薬品機能解析学分野を主宰され、薬学部・薬学研究科の教育および研究の両面において、多大な功績を挙げてこられました。 先生は生物物理化学をご専門として、膜における動的分子間相互作用の基礎研究と創薬への応用研究を展開されました。膜作動性抗菌性ペプチドの作用機構の解明において、“The Shai-Matsuzaki-Huang model”とよばれる新規メカニズムを世界に先駆けて発見し、基礎モデル構築に多大な学術貢献をされ、1992年に第1回日本薬学会近畿支部奨励賞、1996年に第1回日本ペプチド学会奨励賞、1997年に日本薬学会奨励賞を受賞されました。また、アルツハイマー病アミロイドβタンパク質の神経細胞上での凝集・毒性発現機構を解明され、2011年にエルウィン・フォン・ベルツ賞1等賞を受賞されました。膜タンパク質研究については、分光学に基づく構造形成原理解明、生細胞イメージングや新規可溶化剤の開発など、世界をリードする先駆的な研究にご尽力されました。これらの研究成果は、合わせて190以上の原著論文、総説、単行本として発表され、2021年に日本薬学会賞、2022年に日本ペプチド学会・学会賞を受賞されるとともに、ゴードン会議をはじめ数多くの国際会議で招待講演依頼を受けるなど、国内外において高く評価されておられます。 先生は教育研究に加えて、学会運営においても大きな力を発揮され、日本薬学会理事・物理系薬学部会長、日本ペプチド学会理事・監事を務められ、物性物理化学研究会を主宰されるなど、広範な領域の学会において要職をお務めになり、専門学会の発展に貢献されました。また、Biochimica et Biophysica Acta–Biomembranes, Journal of Peptide Science, European Biophysics JournalでEditorもご兼任され、国内外の学術発展に貢献をされてこられました。さらに、京都大学においては教育研究評議員、薬学研究科においては薬科学科長などを兼務される傍ら、大学評価・学位授与機構、大学基準協会での大学評価にもご尽力されました。「新しい薬をどう創るか」、「くすりをつくる研究者の仕事」の刊行にも尽力され、薬学の啓蒙と薬学研究科の知名度向上に貢献されました。 このたび先生のご退職にあたり、下記のように退職記念行事を執り行いますので、皆様、多数ご参加くださいますようお願い申し上げます。 最終講義 題 目 : 「膜研究に魅せられて」 日 時 : 2025年3月8日(土)13時00分〜14時30分 (受付12時30分〜・事前申込不要) ※最終講義終了後、医薬系総合研究棟アウトリーチエリアにて懇親会(会費2000円、事前申込必要)を開催します。 登録サイト(GOOGLE フォームに記入)にて 2025年2月20日(木)までにお申し込みをお願い致します。 場 所 : 京都大学薬学部 医薬系総合研究棟 藤多記念ホール お問合せ先 松﨑 勝巳 教授 退職記念事業会 実行委員長 竹本 佳司 連絡先 河野 健一 〒606-8501 京都市左京区吉田下阿達町46-29 京都大学大学院薬学研究科 電話:075-753-4529 FAX:075-753-4578 Email:kawano.kenichi.2u@kyoto-u.ac.jp
若手教員の研究活動の活性化と研究室間の交流・連携の強化を図ることを目的とし、薬学研究科(基幹分野、協力講座)の教員から学部生を参加対象としたシンポジウムを定期的に開催することといたしました。 第7回薬学研究科Faculty Symposium 日時: 令和 7年 1月 10日(金) 16:00 ~ 18:05 場所: 藤多記念ホール 参加対象: 本研究科の教員、研究員、学生 プログラム 16:00 開会の辞(竹本 佳司 研究科長) 16:05 南條 毅 先生(薬品分子化学分野) 「N-ハロペプチドの合成と機能開拓」 16:45 秋葉 宏樹 先生(創薬有機化学分野・バイオ医薬品化学分野) 「抗体機能の精密制御に向けた改変技術開発」 17:25 小川 治夫 先生(構造生物薬学分野) 「クライオ電子顕微鏡が切り拓く生体分子機構理解の未来」 18:05 閉会 なおシンポジウム終了後には、薬学研究科懇話会が予定されております。 (18:30~) 参加登録について 準備のため参加される方は事前参加登録が必要です。 下記URLの参加登録フォームから2025年1月9日(木)お願いします。 https://www.pharm.kyoto-u.ac.jp/campusonly/faculty-symposium/ 問い合わせ先 システムバイオロジー分野 三宅 崇仁 tmiyake*pharm.kyoto-u.ac.jp 構造生物薬学分野 山口 智子 yamaguchi.tomoko.5k*kyoto-u.ac.jp (*を@に置き換えてください。)
【日 時】 2024年12月9日(月)13:00〜15:30 【場 所】 藤多記念ホール (懇話会:マルチメディア講義室【教育棟】) プログラム 第1部 特別講演 「バイオサイエンスを取り巻くエコシステムとオープンイノベーション」 13:00~14:00 アステラス製薬株式会社 オープンイノベーションマネジメント長 後藤 正英 第2部 懇話会 「グローバル企業が求める⼈財像」 14:20~14:50 (後藤先生の他にアステラス社の女性社員も懇話会に参加されます) 詳細はPDFをご確認ください。
薬学の未来を考える京都シンポジウムの事前申込を開始しました。 日時:2024年11月16日(土)13:15~19:00 会場:京都大学薬学部医薬系総合研究棟 藤多記念ホール 詳細はこちらから「第10回 薬学の未来を考えるシンポジウム」 参加申込フォーム:「講演会・懇親会参加申込フォーム」
大学院入試説明会に「2025年度第2回薬学研究科大学院入試説明会開催案内」を掲載しました。
大学院入試説明会に「2025年度薬学研究科大学院入試説明会開催案内」を掲載しました。
中山和久先生には、2024年3月31日をもって退職されることになりました。先生は1981年に京都大学薬学部をご卒業になり、薬学研究科の修士課程を修了した後、同大学大学院医学研究科に進学され、1987年に博士課程を修了されました。同年4月に筑波大学生物科学系・講師に就任され、1994年1月に同大学・助教授に昇任されました。2002年4月に金沢大学薬学部・教授に就任され、2003年5月に本学大学院薬学研究科・教授に着任されて、生体情報制御学分野を担当され、薬学部・薬学研究科の教育、研究の両面に多大な功績を残してこられました。 先生は細胞生物学、なかでも細胞内タンパク質輸送の分野において広範な研究を展開されました。分泌タンパク質のプロセシング機構、細胞内小胞輸送の分子機構、さらには繊毛内タンパク質輸送の分子基盤に関して世界をリードする研究を行い、その研究成果は180報以上の原著論文として報告されています。先生は教育研究に加えて、学会運営においても大きな力を発揮され、日本薬学会理事・副会頭、生物系薬学部会長、コロナ禍で誌上開催となった日本薬学会140年会の組織委員長、日本生化学会常務理事、日本細胞生物学会理事を務めるなど、専門学会の発展に貢献されました。さらには日本学術会議連携会員、薬学教育評価機構理事なども務められ、我が国の学術研究および薬学教育の発展にも貢献されました。 このたび先生のご退職にあたり、下記のように最終講義を開催いたしますので、多数ご参加くださいますようお願い申し上げます。 最終講義 題 目: 「細胞内タンパク質輸送のように長く曲がりくねった研究の軌跡」 日 時: 2024年3月8日(金) 13時00分~14時30分(事前申込不要) ※ 最終講義終了後、医薬系総合研究棟1階のアウトリーチエリアにて茶話会(無料、~15時45分)を開催しますので、ぜひご参加ください。 場 所: 京都大学 薬学研究科 医薬系総合研究棟1階 藤多記念ホール お問合せ先 中山和久教授 退職記念事業会 実行委員長 竹本 佳司 連 絡 先 申 惠媛 〒606-8501 京都市左京区吉田下阿達町46-29 京都大学大学院薬学研究科