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劉助教が着任しました(薬品機能解析学分野)

2026年4月1日付で、京都大学大学院薬学研究科にてクロスアポイントメント助教として着任いたしました、劉 晨晨(りゅう ちぇんちぇん)と申します。
中国出身で、2018年より日本において生体分子検出に関する分析材料の研究に従事してまいりました。2021年に京都大学大学院工学研究科材料化学専攻(大塚浩二教授研究室)にて博士号を取得後、九州大学にてプロジェクト助教として糖鎖分析の感度向上に関する研究に取り組みました。その後、津川裕司教授の研究グループに加わり、現在は生命現象の理解に向けて、オミクス情報学に関する研究を推進しております。
これまでの研究では、主にキャピラリー電気泳動を基盤とした分子分離・分析技術の開発に取り組んできました。薬学、医学、生物学、環境科学といった幅広い分野において、分子レベルでの分離・解析技術は不可欠な基盤となります。キャピラリー電気泳動は、多様な分子に適用可能な高効率かつ柔軟性に富んだ分離分析手法であり、電場下における分子の溶液中での移動特性の差異を利用して、複雑な試料中の成分を高精度に分離・解析することが可能です。DNA、タンパク質、糖鎖などの生体分子分析において重要な役割を担っており、さらに物理、化学、情報科学、電子工学などの学際領域と融合しながら、新材料やマイクロ・ナノ技術、人工知能とも高い親和性を有しています。特に、キャピラリー電気泳動の性能限界を突破することを目指した研究を進める中で、自然科学の奥深さと研究の魅力を実感しております。
また、研究活動と並行して、人間社会や自己の在り方についても継続的に考えてきました。近年は「自己実現」を志向することが、持続的な成長を支える重要な原動力であると感じています。今後は、オミクス情報学という新たな分野に挑戦しながら、自身の研究をさらに発展させていきたいと考えております。同時に、教育にも積極的に関わり、学生の成長を支援するとともに、研究室や学科の発展に貢献していきたいと思います。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。