紹介
京都大学大学院薬学研究科附属薬用植物園は、薬学研究科のキャンパス内に設置されており、総面積は4044.37m2です。講義室や研究室がある建物のすぐ 隣にあるため、普段の授業での見学や実習がスムーズに行える、また研究材料がいつでも採取可能であるという、大きな利点があります。本園は、教育のための見本園として各種の薬用植物を植栽しているほか、薬用植物の栽培研究を行いつつ、各種研究のための材料を植栽しており、温室では熱帯産の香木類なども栽培しています。
薬学教育研究基金【薬学研究科附属薬用植物園の標本等整備事業】
以下の内容にご支援いただける方は京都大学基金(薬学教育研究基金)よりご寄付をお願いします。
これまでにいただいたご支援の状況と寄付者一覧の報告ページはこちら。
2014年の薬草園リニューアル時に植樹した木々も大きく生長し、また園内のあちらこちらに草花が生い茂るようになりました。京都大学薬学部附属植物園の果たす役割が「研究施設」から「教育標本園」へと大きく変化する中で、生長しすぎた木々は花や果実の観察には不向きとなり、薬用植物を覆い囲む雑草は標本の識別を困難にしています。一方、100種を超える草本植物の栽培維持管理を行う作業員が園整備に費やすことができる時間も限られており雑草除去や栽培区画の手入れなどが後回しになっているのが現状です。
そこで薬用植物園の一層の環境整備と維持を図るために基金を設立しました。本基金への皆様のご支援をお願いいたします。
京都大学大学院薬学研究科
附属薬用植物園園長(薬学研究科長) 竹本 佳司
武田薬品工業株式会社京都薬用植物園との連携協力に関する協定締結
令和6年6月25日、本研究科と武田薬品工業株式会社京都薬用植物園(以下、京都薬用植物園)との間で連携協力に関する協定を締結いたしました。
京都薬用植物園でおこなわれた調印式では、山下副研究科長と野崎園長が連携協力合意の証として、それぞれ協定締結書に調印した後、取り交わしました。
本協定は、双方が所有する植物資源や人材を活用して、植物園機能の充実や薬学教育・研究機能の向上、人材育成を図ることを目指しており、本学における薬学教育や研究活動の更なる発展に繋がることが期待されます。
【具体的な連携内容】
・相互の薬用資源・栽培技術の提供及びサポート
・薬学教育への貢献(植物園を活用した体験型授業等の学習機会の共同企画・運営)
・薬学研究への貢献(薬用植物資源や研究施設を活用した共同研究の推進)
【報道記事】 日本経済新聞 日刊工業新聞 時事通信
植物園のアクセス方法