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秋葉講師が着任されました(創薬有機化学分野)

2024年12月1日に創薬有機化学分野の講師に着任いたしました秋葉宏樹と申します。

私は2013年3月に東京大学大学院工学系研究科の小宮山眞教授の下で博士(工学)の学位を取得後、同研究科津本研究室での特任研究員、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBIOHN)でのプロジェクト研究員を経て、2020年1月からは本学薬学研究科とNIBIOHNとの連携に伴い設置されたバイオ医薬品化学分野の助教として、両機関の連携研究活動を軸に、クロスアポイントメントによって勤務してまいりました。今月より創薬有機化学分野への異動とともにクロスアポイントメントが外れ、京都大学の専任教員として研究教育に携わってまいります。

私は蛋白質工学と生体高分子分析、コンジュゲート化学を専門とし、これまで抗体創薬研究に重点的に携わってきました。特にバイパラトピック抗体とよばれる、標的抗原分子の2つの異なるエピトープに結合する改変抗体のデザイン技術についての研究を重点的に実施し、これを実用化する取り組みも進めてきました。さらには、これを利用した新しい創薬モダリティへの展開を進めています。

今後はさらに有機化学アプローチとの融合を深化し、これまでにない改変技術の構築や新たな創薬モダリティの創製、さらには医薬品シーズの創出に力を入れていきたいと考えております。また、医薬品を生み出すのに最も重要なのは人材です。バイオロジクスと有機化学の融合という自身の特徴を活かして、薬学部・薬学研究科における創薬人材育成に貢献していきたいと考えております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。