卒業生からのメッセージ

2016年 薬学部 薬学科卒業

武田薬品工業株式会社
日本開発センター勤務
今崎(大橋) 愛美 さん

私は高校生の頃に薬剤師という職種に興味を持ち、薬学部に入学しました。
京都大学薬学部では、レベルの高い環境で薬剤師となるための専門性を身につけられただけでなく、研究者としての知識や技術も身につけることができました。自主性を生かせる環境で先生方や先輩、同期、後輩と議論することから刺激を受け、物事を多角的に考える力や問題解決能力を培うことができたと感じています。
現在、私は製薬会社で新薬を世に出すために、臨床試験を計画する業務に携わっています。世界中の患者さんを笑顔にする薬を開発するという夢に向かって日々力を尽くしています。
みなさんも、京都大学で学び、大きな夢を持ちながら世界で活躍していただきたいと思います。

2015年 薬学部 薬学科卒業

京都大学医学部附属病院
臨床研究総合センター 治験管理部
岩崎 真実 さん

私は現在、治験コーディネーターとして新薬創出と医療現場をつなぐ場所で業務を行っています。円滑な治験実施のために医療者間の調整を行い、患者の安全へ配慮しつつ信頼性のあるデータを収集することに日々悩みながらも、新薬を現場に届けるための仕事に関われていることにやりがいを感じています。
私は薬学部に入学した当初、薬に関わる仕事をしたいという漠然としたイメージを持っていました。在学中には各分野の最先端で活躍される先生方の研究を間近で学び、充実した環境の中で自らも研究し、実務実習で薬剤師の実際に触れる中で、やはり現場で働きたいと考え、病院への就職を決めました。京都大学薬学部で学ぶことで、自分の将来を考える際の選択肢が非常に広がったと感じています。
充実した環境を利用し視野を広げながら、伸び伸びと学生生活を送っていただけたらと思います。

太田さん2005年 総合薬学科卒業
2007年 創薬科学専攻[修士課程]修了
2010年 創薬科学専攻[博士後期課程]修了(※現薬科学専攻

第一三共株式会社 研究員
太田 悠介 さん

私が特にお伝えしたいことは二点あります。

一点目は素晴らしい仲間に囲まれているということです。先生方も学生達も高いレベルの研究者ばかりです。将来は日本を、さらには世界をリードする研究者とともに歩むことは、自分にとっても高いモチベーションになります。
二点目は、世界的に見ても研究環境が非常に整っているということです。このことは、自立した研究者としての知識と技術を身につける上で大いに役立つでしょ う。また、京大での実績をベースに、さらなるキャリアアップを図ることも可能です。私も博士号を取得した後、ハーバード大学の世界的に有名な研究室で二年 間研究する機会を得ました。世界的に注目される研究を行い、幅広い人脈を持ったことは貴重な経験でした。
素晴らしい仲間とともに学び、独創的な研究者になって下さい。