薬学国際研究交流 part7

抗悪性腫瘍薬の薬効と副作用の研究戦略、実験手法の見学及び意見交換

薬学研究科 医療薬剤学分野

博士課程 3回生 小山 智志

 

私はこの度、薬学研究科国際研究交流事業の支援を受け、アメリカ・ie-2015-part7カリフォルニア州のStanford UniversityのCenter for Clinical Sciences Researchを訪問させていただきました(2015年2月4日~2015年2月9日)。

滞在したのはHolbrook Kohrt先生が主催されている研究室で、抗体医薬の作用の研究をおこなっており、非常に臨床に近い研究分野です。私の研究発表のディスカッションでも、患者への使用はどうするのか、すでに使われているのかといった臨床を意識した質問を受けました。滞在が短かったこともあり、実際の実験を見学することはありませんでしたが、日本との違いで非常に驚いたのは、研究環境が充実していることでした。ゴミの回収は施設の人がおこなってくれたり、二酸化炭素のボンベは建物に備え付けで交換は業者がおこなってくれたりと、研究者は日本で学生がおこなわなければならない様々な雑務をおこなう必要がなく、研究・実験に集中できる環境がありました。

私は今回が人生初の海外渡航であり、英語に関しては訪問前から不安で頭がいっぱいでしたが、やはりアメリカ到着後、自身の英語力が乏しいことを痛感しました。日本国内で普段から英語の勉強はしていたつもりでしたが、学習者向けにゆっくりはっきりと録音された英語ばかり聞いていても、速く雑音がある環境での実践的な英語は聞き取れませんでした。聞き取れても、文脈によってほとんどが省略されてしまう会話にはついていけませんでした。今後は、より実践的な英語に触れて学ぶ必要性を感じました。一方、発音に関しては自分で口に出して学習していたこともあり、相手には伝わっていた様子でした。自分の話す内容に自信がなく声が小さくなってしまった場合は聞き返されましたが、きちんと自信を持ってはっきりと伝えれば、自分の発音でも伝わると実感できたことは、大きな収穫でした。

またCaltrainの切符売場で黒人男性にお金を要求され、とりあえずの危険回避のためにお金を渡すという出来事もありました。ドルやセントをうまく使いこなせずに、券売機でお釣りを大量に出してしまった私も悪く、自分の身は自分で守るという意識が足りなかったと反省しました。

今回のアメリカで得られた貴重な経験を、これからの研究生活に活かせるよう努めたいと思います。改めましてこの度、研究交流の機会を与えて下さいました方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。