2025年4月1日よりシステムケモセラピー(制御分子学)分野の助教に着任いたしました池田拓慧(いけだひろあき)と申します。私は、慶應義塾大学大学院理工学研究科の井本正哉教授の下での修士課程、後期博士課程を経て、2020年7月に博士(理学)の学位を取得しました。2020年4月からは本学薬学研究科システムケモセラピー(制御分子学)分野の研究員として参画させていただきました。
私は学生時代より一貫して疾患治療薬開発に向けたケミカルバイオロジー研究に取り組み、特に微生物由来天然化合物を中心とした薬剤候補化合物のスクリーニングと単離・構造決定、作用機序解析の一連の過程を推進してきました。有機化学、分析化学、分子細胞生物学などの融合領域である“モノトリ”研究者として、医薬品シーズとなり得るような魅力的な天然化合物の取得に尽力したいと考えております。
本学の幅広い分野の先生方や学生達の研究観念や見識を吸収し、多角的視点を磨くことで、自身の研究ならびに学生教育を含め創薬科学の発展に貢献できればと思っています。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。