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長谷川准教授が着任されました(システムバイオロジー分野)

2023年1月4日よりシステムバイオロジー分野の准教授に着任しました長谷川恵美と申します。2015年に金沢大学大学院医薬保健学総合研究科の櫻井武教授の下で医学博士を取得後、同研究室にて博士研究員を経て助教としてこれまで勤めてきました。この度、京都大学大学院薬学研究科での教育研究活動の機会を頂き、今月より現職に着任しました。
専門は生理学と神経科学であり、マウスを用いた睡眠研究に従事しています。睡眠への人々の関心は年々高くなっているにもかかわらず、睡眠の機能や制御メカニズム、睡眠の生理的意義について未解明な部分が多く残されています。これまでの経験を活かし、これらの課題の解決に取り組むとともに、システムバイオロジー分野が目指す生体リズム・睡眠を基盤とした創薬科学研究の推進に貢献したいと考えています。また、講義や実習、研究活動を通して、学術領域で活躍しようとする女性研究者の姿をみることで、学生らに女性研究者としての道を選んだ際のイメージを与え、選択肢の一つとして研究者を選ぶ女子学生の増加に繋げていきたいと思っております。最後になりますが、皆様と新たなイノベーションを創出できることを楽しみにしております。

主な業績

  1. Hasegawa, A. Miyasaka, K. Sakurai, Y. Cherasse, Y. Li, T. Sakurai: Rapid eye movement sleep is initiated by basolateral amygdala dopamine signaling in mice. Science,375, 994-1000 (2022)
  2. Hasegawa, T. Maejima, T. Yoshida, A. O. Masseck, S. Herlitze, M. Yoshioka, T. Sakurai, M. Mieda: Serotonin neurons in the dorsal raphe mediate the anticataplectic action of orexin neurons by reducing amygdala activity. Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 114, E3526-E3535 (2017)
  3. Hasegawa, M. Yanagisawa, T. Sakurai, M. Mieda: Orexin neurons suppress narcolepsy via 2 distinct efferent pathways. J Clin Invest, 124, 604-16 (2014)