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樋口教授が着任されました(病態情報薬学分野)

2023年7月1日より、病態情報薬学分野の教授に着任いたしました。私は、京都大学薬学部に入学し、4年生の時に薬品動態制御学分野に配属され、そのまま修士課程、博士後期課程へ進みました。2005年3月に博士(薬学)を取得した後、引き続き、同研究室にて、博士研究員、助教、准教授などを経て現在に至ります。
私は、4回生の時に配属された研究室でDrug Delivery Systemの研究に出会い研究者の道を歩み始めました。核酸・遺伝子、抗体の体内動態制御法の開発を経て、最近は、生体内における治療細胞の動態および機能の制御法の開発に興味をもって研究を進めております。生きている細胞を体外から投与し、その挙動をいかに制御するか?をテーマにした研究はまだまだ未踏の領域ですので、柔軟な考えや新しいアイデアが必要となりますが、それだけやりがいも感じております。また、細胞を制御する新技術の治療以外への応用も見据え、研究分野にとらわれず幅広く研究を展開していきたいと考えております。この他、研究室では、細胞外微粒子、抗体、新規構造を持った核酸、などの生体材料の生体内における動態と機能を制御する方法を開発し、新たな治療法の確立へ展開してまいります。今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。