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金子 周司 教授 最終講義のご案内(令和5年2月23日 開催)

金子周司先生には、令和5年3月31日をもって退職されることになりました。先生は昭和55年に京都大学薬学部をご卒業になり、同大学大学院薬学研究科に進学され、昭和60年3月に博士後期課程を修了されました。その後、富山医科薬科大学(現、富山大学)和漢薬研究所・助手、本学薬学部・助手、助教授をご歴任の後、平成16 年4 月本学大学院薬学研究科教授にご就任になり、生体機能解析学分野を担当され、薬学研究科の教育、研究の両面に多大な功績を残してこられました。
先生はアフリカツメガエル卵母細胞を用いた電気生理学的解析を一早く導入され、中枢神経に発現するイオンチャネルおよび受容体に関する基礎研究を進め、平成7年に「卵母細胞翻訳系を用いたレセプター・イオンチャネルの機能解析」により日本薬理学会学術奨励賞を受賞されました。さらにライフサイエンス辞書を30年にわたり継続して編纂され、生命科学分野における日英辞書・シソーラスの金字塔を打ち建てられました。さらに先生は、この辞書を医薬品名等の解決に応用することで臨床ビッグデータ解析を可能にして臨床エビデンスに基づくドラッグリポジショニングと創薬標的導出という最先端の研究を行われてきました。
先生は教育研究に加えて、学会運営においても大きな力を発揮され、日本薬学会理事や日本薬理学会理事を務められ、多くの専門学協会の発展に貢献されました。さらに、依存性薬物の専門家の立場から京都府薬物等指定審査会委員を長年務められ、当時社会問題化していた危険ドラッグの蔓延防止に尽力され、警視庁組織犯罪対策部、京都府警等の多数の捜査当局から感謝状を授与されるなど、我が国の健康・医療の発展に寄与されています。
このたび先生のご退職にあたり、下記のように最終講義を開催致しますので、多数ご参加下さいますようお願い申し上げます。

最終講義

題 目: 「分子機序に基づく創薬から臨床情報に基づく創薬への発展」
日 時: 令和5年2月23日(木・祝) 14時00分~15時30分(受付開始:13時30分~・事前申込不要

※ 最終講義終了後、医薬系総合研究棟1階のアウトリーチエリアにて茶話会(無料)を開催しますので、ぜひご参加ください。

場 所: 京都大学 薬学研究科 医薬系総合研究棟1階 藤多記念ホール

 


お問合せ先

金子周司教授 退職記念事業会

実行委員長  竹本 佳司
連 絡 先  白川 久志

〒606-8501 京都市左京区吉田下阿達町
京都大学大学院薬学研究科