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倉永教授が着任されました(組織形成動力学分野)

2023年4月1日より、京都大学大学院薬学研究科において、創発医薬科学専攻 組織形成動力学分野の教授(クロスアポイントメント)として着任しました、倉永英里奈(くらながえりな)と申します。私は2004年に大阪大学大学院医学系研究科で博士(医学)の学位を取得し、2010年まで東京大学薬学系研究科で助手や講師、2011年から2016年まで神戸の理化学研究所でチームリーダーを務めていました。2016年4月から現在も、東北大学生命科学研究科で教授をしています。今回、京都大学大学院薬学研究科での教育研究活動の機会をいただき、クロスアポイントメントとして現職に就任しました。
私の専門は発生生物学・細胞生物学で、生物が組織を形成する際の細胞間コミュニケーションや生体恒常性を維持するための分子メカニズムを解明するため、ショウジョウバエや哺乳類培養細胞を使用した研究を行っています。本学では、組織形成だけでなく、老化や疾患に伴う組織の機能低下メカニズムの解明や、ミトコンドリアを介したそれら回復機構の探索にも注力していきます。薬学への幅広い貢献が可能な研究に取り組んでいく予定です。
これから、京都大学大学院薬学研究科の先生や学生達と協力して、次世代の創薬研究を推進し、新しいサイエンスを開拓していくことを楽しみにしています。どうぞ宜しくお願い致します。